螺鈿迷宮/海堂尊

医療のタブーを観たくも無いのに観てしまった感じ。

終末医療の影をこれでもかと書ききって、それを読んだら「安楽死って患者が望んでいるなら別に…」とか簡単に言えない。
しかし現在の医療ってどこもお金が回って無さそうで、なんだかお先が真っ暗ですね。

肝心の物語は終始敵方優勢というか、しおらしい白鳥も良いかもと思った。
最後の描き方は森博嗣すべてがFになる」の方がスタイリッシュでドクドクしたけど、今後に期待ですかね。
イマイチ生存者の凄みとか感じるモノがなかったので。

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)