2008-01-01から1年間の記事一覧

スティル・ライフ/池澤夏樹

WEB時間つぶしで目に留まって読んだ本。なぜ目に留まったか憶えていないが読んだ感想は今後も思い出したいと思える小説でした。話はどこかでありそうな設定でいて、どこかSFっぽいところがある。まあ物理学とか語られているんでSFぽく感じたかもしれない。読…

爆笑問題の日本の教養「生き残りの条件≠強さ」/吉村仁

NHKで絶賛放映中の小説版。 吉村仁先生に教えを受けたものととしては抑えておかなきゃいけない本です。自分が受けた講義は環境ホルモンについてだったかな。その辺の話も少し語られてて良かった。 あの時は何が正解かわからんかった。奇形動物の原因であるか…

佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和

結構前に買って積読状態から開放した一冊。買った時は床可視率20%の汚部屋で、いろいろと捨てて捨てて…床可視率80%の中間部屋状態でようやく読む気になりました。まあほんとにここで仕事しているのかよというモデルルームのような仕事場でただただ関心するば…

読書進化論/勝間和代

久し振りに買った勝間本。読後の印象は推定読者を全方位にカバーしているようにみえる。リアル書店派にはネットを利用した良書の見つけ方、ネット書店派には読後のアウトプットの大切さ。ネット書店派へのアプローチがすでに語られている題材の為、既読感と…

のぼうの城/和田竜

新感覚の歴史小説。 作中に現代の地域の描写が割り込んでいて、純粋に歴史小説を楽しみたい人にとってはノイズでしかないが、NHK大河ドラマ風(最近見ていないのでわからないが、本編終了後5分くらい地域や歴史紹介してたような…)にしたて比較的読みやすい…

ナイチンゲールの沈黙/海堂尊

医療サスペンス物第2弾である。 チームバチスタの栄光が傑作だっただけに比較されるのは仕方がないと思うが、個人的には本作は容疑者の魅力という点で劣るかなと思った。 それでも白鳥のペテン師振りは相変わらずであり、ハイパーマン・バッカスの件は本作の…

ラッシュライフ/伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏の著作を順番に読んでいこう第2弾。5つの話を微妙に時間軸を変えながら進める、まるでプレステの名作「街」の小説版みたいな構成でした。5つの話の登場人物をできるだけ共通化して読者にテンポよく読ませるところは流石と唸りました。5つの話が…

夢をかなえるゾウ/水野敬也

極上の自己啓発エンターテイメント本。 この一冊を読めば他の自己啓発本は当分必要ないだろうし、どの本よりも面白く、易しい。 ガネーシャの一言が耳が痛いほど本質を突いてくる。ただしそこで語られることは、作中で書かれている通り古くから語られている…

オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎

「ゴールデンスランバー」が初読で思いの外良かったので、順番に読んで行こう!シリーズ第一弾。伊坂幸太郎氏の魅力はまず卓越した物語構成力にあることは間違いない。現実から少しずれた非現実話をそこそこの説明で強引に引き込んでいくのはさすがだと思う…

夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

京都を舞台に独特な文体で表現された書。時代設定、舞台、経歴共に万城目学氏と比較されることは多々あるかと思うが、森見氏の方が文学的で万城目氏はエンタメ的といった見解です。4つの短編を一環して2人の主人公視点で交互に綴られているが、ザッピングぽ…

最後の授業/ランディ・パウシュ+ジェフリー・ザスロー

素晴らしい授業でした。現状を受け入れ、今ある手の内で最善の手を尽くすということにガツンともっていかれました。言葉の重みが違いすぎます。・レンガの壁 ・頭のフェイント ・決してあきらめない ・楽観的でいる …etc示唆に富んだ言葉の数々に勇気を与え…

イニシエーション・ラブ/乾くるみ

静岡が舞台の遠距離恋愛小説?静岡市には2年住んでいたことから静岡ローカル小説としても楽しめました。今でも近所の本屋でポップ付きで平積みされていて「ラスト2行が…」とか思わせぶりなことが書かれていたので、叙述トリックってのは解ったんですが、最…

夜のピクニック/恩田陸

今夜スカパーで映画が放送されるので、それまでにどうしても読了したかった。読み出したらイッキだったが。かのスティーブン・キングで最も好きな著作である「死のロングウォーク」があるが、歩き続けたり、秘密が明かされたりとかの大まかな設定がそのまま…

夜のピクニック

お約束通り映画を視聴。多部ちゃんかわいい〜。 でも原作レイプ気味。アニメの使い方は下妻物語の方が数倍良かった。あとKISS風救護班も意味不明。しかし肝心の自由歩行が始まってからの描写は良かったと思う。ようやく判りあえたときの距離感とか。本屋大賞…

鴨川ホルモー/万城目学

万城目学氏の著作は「鹿男あをによし」を既に読了していて、今回処女作を読んだ訳ですが、日常の風景に、ちょっと有り得ないがひょっとしてあるかもしれないと思わせるフィクションを織り交ぜて、エンターティメントに消化させるのが上手いなあというのが、…

ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏の著作を読むのは本作が始めてで、著者のスタイル等先入観無しで読んだ訳ですが、印象は大小さまざまな伏線を張り巡らせてきっちり回収することで物語を作っていくというものでした。第一章、二章と事件の概要を描き、三章で黒幕まで明かした状…

はてな年間100冊読書クラブに参加

マイルール 目標は50冊 期間は2008年7月21日から12月31日まで とりあえず雑誌以外

朝型人間の奥義/税所弘

もう少し早く起きたいなと思い手に取ったけど、これでもかという位早起きの利点を並べられていてドン引き。 体験者談のコーナーが通販そのものですから…。 そんななかでも琴線に触れるものがあって、 朝五時が起きるのに丁度良い 二度寝防止にヨガ 内観 と3…