爆笑問題の日本の教養「生き残りの条件≠強さ」/吉村仁

NHKで絶賛放映中の小説版。
吉村仁先生に教えを受けたものととしては抑えておかなきゃいけない本です。

自分が受けた講義は環境ホルモンについてだったかな。その辺の話も少し語られてて良かった。
あの時は何が正解かわからんかった。奇形動物の原因であるかどうか分からないけどどうやら怪しい。さて今後どうするかってのが試験課題だったと思う。現段階でジャッジするには材料が乏しい(本当に環境に影響を与えているのかとか)が、グレーだったら使わないに越したことないやって身も蓋もない逃げの結論を出したと記憶している。

地球温暖化についてもさらりと別の視点が提供されています。気温が上昇することが問題ではない、空気の構成が変化することが恐いってことですね。古代トンボの例が判り易かった。

それで肝心の素数ゼミですが、感動を憶えるぐらい美しい証明でした。

爆笑問題のニッポンの教養 生き残りの条件≠強さ 数理生態学

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